PR

ユナイテッド航空マイルでモルディブへ|お得に燃油サーチャージなしで行く実例と周遊ルート

ANA(全日本航空)

「いつかは行ってみたい」そんな憧れのモルディブ旅行。実は、ユナイテッド航空のマイルを使えば、驚くほどお得に叶えることができます。しかも今回の旅は、マリオットポイントからの移行でマイルは完全無料。諸税のみで5フライトを発券し、モルディブだけでなく、シンガポール、ムンバイ、バンコクと周遊も楽しめました。

この記事では、実際の発券情報と旅行ルートをもとに、「マイルを使ってモルディブへお得に旅行する方法」を解説します。

ユナイテッド航空マイルが「お得」と言われる理由

ユナイテッド航空のマイレージプログラム「MileagePlus」には、旅行者にとってうれしい特徴がいくつもあります。特に日本発の旅行者にとっては、燃油サーチャージがかからない点が大きなメリットです。他社マイルと比べて、同じ旅程でも数万円単位で現金支出が少なく済むケースが多く、「お得なマイル」として知られています。

他社マイルとの比較で際立つ「現金負担の少なさ」

JALやANAなどの日系航空会社では、マイルを使って発券しても燃油サーチャージが発生します。一方でユナイテッド航空のマイルを使えば、同じルートでも高額なサーチャージはかかりません。自身の旅行でも、羽田からマレの往復にかかる諸費用は約13,260円/人と非常に抑えられました。

同じ搭乗便でも「発券元」で支払総額が変わる

特典航空券は「どのマイレージプログラムを使って発券するか」で、必要マイル数や諸費用(燃油サーチャージ・空港税など)が大きく異なります。たとえばANAとユナイテッド航空はどちらもスターアライアンスに加盟しており同じフライトを予約可能ですが、現金で支払う金額がまったく違うケースがあります。

ANAマイルを使った場合、特典航空券には燃油サーチャージが上乗せされるため、往復で3万〜6万円の追加費用がかかることも。一方、ユナイテッド航空のマイルで同じ便を予約すると、燃油サーチャージが不要なため、支払いは税金・空港使用料のみで済むことがほとんどです。

実際のデータで比較してみると、ANAマイルとユナイテッドマイルの“現金負担の違い”は明確です。

たとえば、東京〜モルディブ往復の特典航空券では、ANAマイルは38,000マイル+45,750円の現金支出。一方、UAマイルなら70,000マイル+22,360円となります。マイル数は多くかかるものの、現金出費が半額近くに抑えられるのは大きな差です。

ANAマイル vs ユナイテッドマイル|使い方で変わる「お得」の基準

「ANAマイルとユナイテッドマイル、どちらがお得か?」という問いは、ユーザーの価値観や目的によって“お得”の定義により答えが分かれます。

たとえば、ANAマイルは必要マイル数が少なめで、同じ区間のフライトを少ないマイルで予約できます。しかし、その代わりに燃油サーチャージや各種手数料が高く、現金支出が増える傾向にあります。

一方、ユナイテッドマイルは必要マイル数が多めに見えるものの、燃油サーチャージがかからないため、実質的な“支払総額”で見ると安くなるケースもあります。

つまり、「マイル支出を抑えたい人」にはANA、「現金支出を抑えたい人」にはユナイテッド、というように、目的に応じて選び分けることが使い方のポイントです。

特に北米などの長距離路線での燃料サーチャージの差は顕著です。原油情勢により燃料サーチャージは変動しますが、東京〜ロサンゼルス便ではユナイテッドマイル利用時の諸費用はANAマイルの1割強で抑えることができ、“現金負担を抑えたい人”にとっては、非常にメリットの大きい選択肢となります。

マイルと現金をどう使い分けるかが、旅の“お得度”を左右します。

今回のマイルはマリオットポイントから移行で完全無料!

ユナイテッド航空のマイルは、マリオットボンヴォイからポイント移行をして特典航空券を発券。筆者は、マリオットアメックスカードで日常的にポイントを貯めており、今回のモルディブ旅では1円も支払わずにマレまでの往復大人2名分の航空券代をまかなえました

今回のモルディブ旅行では、航空券だけでなく宿泊もマリオットボンヴォイのポイントを活用し、水上ヴィラのお部屋に5泊全てポイントでお得に宿泊できました。実際の宿泊費用やポイントの使い方は、こちらで詳しく紹介しています。

実際にモルディブ行きを発券した詳細ルートとマイル数

今回利用したフライトは、スターアライアンス加盟各社を組み合わせた全5便。行きはANAとシンガポール航空、帰りはヴィスタラとANAという構成です。すべてエコノミークラスで、合計105,000マイル+26,520円で大人2名分を発券しました。

尚、モルディブの玄関口「マレ空港」からリゾートまでの水上飛行機移動はマイル利用でなく有償搭乗です。実際の水上飛行機の搭乗などについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

発券ルートと必要マイル数(実例)

今回のモルディブ旅行では、単なる往復フライトではなく、複数都市の観光を組み込んだ周遊ルートを組んでみました。使用したのはユナイテッド航空のマイルで、特典航空券の中でも「エクスカーショニスト・パーク」と呼ばれる無料区間特典(2025年8月廃止)を活用しています。

この制度をうまく使うことで、モルディブに加えてシンガポール、ムンバイ、バンコクの3都市にも立ち寄り、合計5フライト分を1人あたり52,500マイル+13,260円という非常に低コストで実現できました。しかもすべてスターアライアンス加盟のANA・シンガポール航空・ヴィスタラで統一されており、安心感のあるルート設計です。

モルディブへの実際の行程
  1. 羽田 → シンガポール(ANA)
     深夜便で出発し、早朝にシンガポール到着。日中は、街に出て観光を楽しみました。
  2. シンガポール → モルディブ(シンガポール航空)
     夜便でリゾート地へ。モルディブ滞在中は水上ヴィラに宿泊し、リゾートを満喫。
  3. モルディブ → ムンバイ(ヴィスタラ)
    午後便でモルディブを発ち、夕方にムンバイ入りしムンバイで1泊。
  4. ムンバイ → バンコク(ヴィスタラ)
     朝の便で移動。バンコクではスパやマッサージなどでアジアの余韻を楽しみました。
  5. バンコク → 羽田(ANA)
     夜便で帰国。最後までスターアライアンスでまとめたことで移動もスムーズでした。

この全旅程を大人2名で105,000マイル+26,520円で発券。ANAマイルなどを使うと燃油サーチャージが追加されやすいのに対し、ユナイテッド航空マイルでは燃油サーチャージが一切かからず、税金・施設使用料のみ。そのため、現金支出を抑えたい人には非常に有利な選択肢となります。

ユナイテッド航空マイレージをお得に使う注意点

ユナイテッド航空のマイルは上手に活用すればモルディブ旅行などでお得に使えますが、一方で注意すべき点やデメリットも存在します。特典航空券発券で損をしないために、以下のポイントに留意しましょう。

  • 必要マイル数や制度の頻繁な変更:
    • ユナイテッド航空は特典に必要なマイル数の改定が、予告なく突然変更されることがあります。例えば、過去に5万マイルで取れたルートが気づけば6万マイル以上必要になっている、といったシークレット改悪がしばしば発生します。そのため日系エアラインよりも最新情報のチェックが欠かせない点は大きなデメリットです。常に公式サイトやマイル情報サイトで必要マイル数の最新状況を確認する習慣をつけましょう。
    • マイル数だけでなく各制度の変更にも要注意です。例えば、本記事内でも言及した、ユナイテッド航空特典ならではの裏技だった「エクスカーショニスト・パーク」(往復特典航空券で途中降機の区間を無料追加できる制度)の廃止。かつてはハワイ諸島間フライトを無料で追加できるなど強力なメリットでしたが、この特典が無くなったことでマイルの価値が以前より下がったと言えます。今後は経由地を含む旅程を組む柔軟性が減るため、必要に応じて別途区間の手配や追加マイルが必要になる点に注意してください。
  • 特典予約の制約(予約開始時期と空席状況):
    • ユナイテッドのマイルを使った特典予約には予約開始時期の違いによる不利があります。ユナイテッド航空の国際線特典は出発の335日前から予約可能ですが、ANAは355日前から予約開始できるため、その20日間の差によりANA便の特典席が先に埋まってしまうケースがあります。特定の便を狙う場合、スターアライアンス提携のANA便をUAマイルで押さえようとしても、ANAマイル会員に先行予約で席を取られ「ユナイテッドのマイルでは空席が見つからない」事態にもなり得ます。特典を確実に使うには、日程に柔軟性を持たせたり早めに計画したりすることが重要です。
  • ポイント移行時のタイムラグとリスク:
    • 他のポイントプログラムからユナイテッドのマイルへ移行する場合の注意点もあります。マリオット・ボンヴォイなどからUAマイルに交換する場合、移行完了までに時間がかかることがあり、その間に必要マイル数が引き上げられてしまうリスクがあります。私自身も、マリオットのポイントをユナイテッドのマイルに移行後、サイレント改定で必要マイル数が増えてしまい、予定よりマイルが不足して追加購入を余儀なくされたケースもあります。ポイント移行を行う際は、必要マイル数に十分な余裕を持たせ、できれば移行前に特典席を仮押さえできないか検討するなどリスクヘッジしましょう。
  • マイル購入は割高になる可能性:
    • ユナイテッド航空のマイルは不足分を購入して補うことも可能ですが、その単価は1,000マイルあたり35ドル前後+手数料と決して安くありません。少量を補う程度なら有効ですが、まとまったマイルを購入する場合は現金で航空券を買うのと大差ないコストになることもあります。マイルをお得に使うはずが、購入費用で割高になっては本末転倒ですので、不足マイルを買い足す際は費用対効果をよく検討しましょう。

以上のように、ユナイテッド航空マイレージには頻繁なルール変更や特典利用時の制約といったデメリットも存在します。ただしこれらを把握した上で計画的に利用すれば、大きなトラブルは避けられます。最新情報にアンテナを張りつつ上手にマイルを活用し、メリットを最大限享受しましょう。

スターアライアンス「ノンステータス」でもお得に旅する方法とは?

私自身、普段はワンワールドアライアンスを活用しており、JGCステータスを保有しています。しかし今回のモルディブ旅行では、マイルの保有状況とルート選択の都合から、ステータスを保有していないスターアライアンスで発券することを選びました。

スターアライアンスでステータスを持っていない状態から、ラウンジ利用や優先搭乗などお得に、便利に利用できる方法を検討してみたのでこちらもシェアします。

Paruko
Paruko

JALステータスからユナイテッド航空へのステータスマッチに挑戦してみた!

より快適な旅を目指して、今回の渡航前にJGCのステータスを使ってユナイテッド航空へのステータスマッチを試みました。実はユナイテッド航空は、一定期間限定で「他社ステータスホルダー向け」にステータスマッチキャンペーンを実施することがあります。

私の場合、JGCステータスを提示して申請しましたが、残念ながら今回はマッチ不成立。ただしこのチャレンジにより、ステータスマッチの実情や注意点を体験的に知ることができました。

マイルで贅沢に!経由地でのプチ観光も楽しめる

今回の旅では、経由地であるシンガポール、ムンバイ、バンコクでも半日〜1日観光を楽しむことができました。これにより「ただの移動」ではなく、「旅の思い出」が格段に増えました。各地の観光や空港からのアクセス情報は、別記事で詳しく紹介しようと思います。

ユナイテッドマイル×モルディブ旅は「お得好き」なら見逃せない!

ユナイテッド航空のマイルは、燃油サーチャージなしという大きな強みがあり、特典航空券でも「本当にお得」と言える活用が可能です。さらに、マリオットアメックスカードを活用すれば、マリオットポイントを日常的に貯めて、無料でマイルへ移行することも可能。

今回のように経由地観光を含む贅沢な旅を「マイル+2万円台の諸費用」で実現できたのは、情報と行動力の勝利。ぜひ、次回の旅ではあなたも「お得に・楽しく」マイル旅を楽しんでください!

タイトルとURLをコピーしました