ラグジュアリーな休暇をより柔軟に楽しむことができるタイムシェア商品である「マリオット バケーション クラブ」。リゾート地での長期滞在をお得に叶えるため、特に家族連れや頻繁に旅行に出かける方に人気があります。しかし、実際に契約する前に説明会への参加が必須となっており、そこで提供される情報や特典、さらには勧誘の有無が気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、国内でマリオット バケーション クラブ説明会の流れや特典、体験宿泊について詳しくご紹介します。
マリオットバケーションクラブ説明会の概要
マリオットバケーションクラブ説明会とは?
マリオット バケーション クラブの説明会は、タイムシェアの仕組みやマリオットの提供する宿泊プランについての詳細を学ぶ機会です。当然マリオットバケーション側としては商品契約を目的として開催している説明会である為、参加条件など条件が設けられています。
説明会参加までの流れ
- 説明会参加の希望申込
- 今回私たちはダイレクトメールの案内を受けて、舞浜で開催される説明会へ参加してきました。日本国内で開催される説明会については以下となり、ハワイなど海外では現地声かけも行われている様です。
- 案内受取方法:
- 営業電話
- ダイレクトメール
- メール
- マリオットバケーションクラブオーナーからの紹介
- 開催場所:
- 「シェラトン・グランデ・トーキョー・ベイ・ホテル」(舞浜)
- 「泉ガーデンタワー」(六本木)
- オンライン開催可能な場合もあり
- お電話での参加案内
- 説明会への参加申込後、マリオットバケーションクラブより「当日のご案内」として電話確認が入ります。ここでは、参加条件を満たしているかの確認を中心とした案内がございますので説明会参加申込前に下記説明会参加条件を事前確認しておきましょう。
- 説明会開催
- 上記を経て、当日の説明会自体にて詳細の商品紹介など説明会に参加となります。
説明会参加条件:(2023年度参加時)
- 21歳以上65歳以下の方(既婚の場合、両名ともに条件を満たす必要あり)
- 世帯年収が900万円以上
- 夫婦で90〜120分の説明を受けることが可能であること
- 18ヶ月以内にアジア太平洋地域で説明会に参加していないこと(ハワイは除く)
- 過去に販売説明会に3回以上参加していないこと(ハワイは除く)
- 体験宿泊プランやその他プランを未購入であること
説明会に参加するメリットとは?
時期により特典内容は異なりますが、私たちは説明会参加でMarriott Bonvoy ポイントをプレゼントいただきました。これは国内外のマリオット系列ホテルに無料で宿泊できる価値があり、正直こちらのポイントを目的として説明会に参加をしてみたといっても過言ではありませんでした。Marriott Bonvoyポイントのプレゼント以外にも割引宿泊などの特典が用意されており、これまでに下記オファーが届いていましたのでご紹介致します。
- 例)説明会参加特典
- ハワイ3泊無料宿泊(マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブ)
- JCBギフト券20,000円分
- 百貨店ギフトカード18,000円分
- Marriott Bonvoy 20,000~35,000ポイント
説明会当日の流れと体験談
説明会のスケジュールと進行
説明会は通常90〜120分程度で進行し、講演会の様な形でなく1グループに対して営業担当者が1人ずつ付きマンツーマンで商品説明から契約提案を行なっていく形式です。前段では丁寧なヒアリングが行われ、旅行スタイルや頻度、今後の旅行計画など詳細な質問事項が15分ほど続きます。これに基づいて、タイムシェアの利用がどれほどメリットがあるかが45分ほどで説明され最後に具体的な金額案内を含めたクロージングに移っていく流れです。プレゼンテーションでは、バケーションクラブの利用法やプランの詳細が具体的に説明され、参加者の興味を引く内容に仕上がっています。
実際の勧誘には強引さはあるのか?
多くの方が気になるのは、「強引な勧誘があるのか?」という点でしょう。説明会参加特典が大きい事もあり私自身もある程度の強引さは覚悟して臨みましたが、説明会での勧誘は非常に丁寧で強引さは感じられませんでした。「今回は〇〇の理由で契約を見送ります」とはっきりお伝えをすれば、それ以上勧誘が続く事はありませんでした。ただし、商品の魅力を強調する場面や、成約を促すトークはしっかりと行われる事は認識しておく必要があります。具体的には、営業担当者から責任者へ案内者を一時的に変更したり、当日成約特典などの限定感の演出に工夫がされていたりと心理学テクニックを営業手法に盛込み工夫されています。強引な勧誘が無くとも当日成約をしている様子のお客様も近くにいらっしゃりましたので冷静な判断が必要です。
購入の判断に適切に情報を得る方法
上記に関連して、説明会では「即日成約で特別に追加〇〇ポイントを差し上げます」など限定特典などが紹介されますが、当日購入をする場合は必ず冷静な判断をしましょう。プレゼンテーション内ではサービス案内が中心である為、費用面の案内は小さな事でも気になる点は質問する必要があります。お願いをすれば営業担当者は席を外してくれますので、夫婦で参加する方はその場で家族会議を行い、ネット検索も活用して営業担当者への確認事項をまとめて不明点は0の状態で契約に進みましょう。
もちろん一度持ち帰り冷静に判断することも可能ですが、その場合は即日成約特典が付かない可能性が高い為必要に応じて交渉を行いましょう。また、説明を聞いた後、どのような旅行計画に合致するかを再確認するためにも、時間をかけて情報を整理することが大切です。
マリオットバケーションクラブの魅力と注意点
他のタイムシェア商品と比較したメリット
マリオット バケーション クラブの最大のメリットは、全世界に広がるマリオット系列のホテルやリゾート地での宿泊を気軽に楽しめる点です。90を超えるマリオットクラブリゾート、4,000を超えるホテルやクルーズだけでなく、ディズニーバケーションクラブやアナンタラバケーションクラブなども利用することができ、自分のライフスタイルや旅行の予定に合わせて、滞在先や宿泊日数を柔軟に選ぶことができます。また、ポイントシステムを活用することで、旅行計画に柔軟に対応でき、好きな時期や目的地での宿泊が可能です。これは「土地所有権付き不動産」としてタイムシェアを提供するヒルトンとは異なり、マリオットバケーションクラブでは「2058年までの期限付きリゾート会員権」を提供している為です。毎年〇〇ポイントを獲得するといった内容でポイントを購入している事となり、年度を跨いだポイントの前借り・繰越サービスも活用して柔軟な利用が可能となります。
購入時のチェックポイント
マリオット バケーション クラブの会員になると、旅行に関するサポートが充実しています。予約の代行や、希望する宿泊施設の空き状況確認、さらに旅行先でのアクティビティやツアーの予約まで、きめ細かなサポートが提供されます。また、会員専用のウェブサイトやアプリを通じて、予約状況やポイント残高の確認が容易に行えます。利用面のフォローは整っているとの事ですので、購入時には「経済性」と「活用性」の二軸でのチェックが必要です。
購入前に必ず確認しておくべきポイントとして、実際の利用頻度や将来的な旅行スタイルをしっかりと考慮することが挙げられます。また、ポイントの運用方法や実費で宿泊をする場合とバケーションクラブ契約時の比較をすると安心です。将来的にライフスタイルが変わる場合も考慮し、慎重に検討しましょう。
説明会に参加した結果は?
当日成約は見送りに
サービス概要や即日成約は魅力に感じた一方で、今回私たちは一度検討することを選びました。下記2点が主な理由となり、後々の利用頻度を確かめるためにも、少し時間をかけて検討することが重要だと判断しました。
- コストシミュレーション不足
- 海外旅行を年に1度夫婦で行うという前提の概算シミュレーションでは、マリオットバケーションクラブを利用する事は割高になる可能性が高かったため。
- 為替リスクも含む十分な経済面シミュレーションが1時間前後の説明会では纏める事ができなかったため。
- マリオットバケーションクラブに拘る強い理由が見つからなかった
- 将来的な旅行計画や家族のライフスタイルが思い描く姿と現実で合致するかどうか疑問が残ったため。
- マリオットは好きだが、その中のマリオットバケーションクラブの施設には宿泊をした事が無く魅力を実感したことがないため。
アンコールパッケージで体験宿泊を申込
即日成約をお断りした後には、アンコールパッケージと呼ばれる体験宿泊という特典の提案がありました。これは実際にマリオット バケーション クラブのリゾートに滞在し、バケーションクラブの魅力を体感できるといったプランだったので迷わず申込を行いました。
■体験宿泊先について
- 選択可能リゾート
- マリオット・マイカオビーチ・プーケット(タイ プーケット)
- マリオット・バリ・ヌサ・ドゥア・ガーデンズ(インドネシア バリ)
- マリオット・バリ・ヌサ・ドゥア・テラス(インドネシア バリ)
- 体験費用
- 3泊4日:通常価格US$1,399(+限定割引あり)
- 4泊5日:通常価格US$1,699(+限定割引あり)
- 備考
- フルキッチン付き2ベッドルームで最大6名様まで宿泊可能
- 宿泊可能期間:申込日より半年後〜その後18か月間
- リゾートでのマリオットバケーションクラブ説明会への参加必須
私たちはプーケットでの4泊5日の体験を選択し、リゾート内でのんびりしながら、大好きなローカルフードを楽しむ事ができ大満足なホテルステイを過ごす事ができました。
尚、Marriott Bonvoy ポイントのプレゼントキャンペーンでいただいた120,000ポイントは手持ちポイントと併せて Wモルディブに5泊無料宿泊特典に充てて大満足のホテルステイを行う事ができました。
マリオットバケーションクラブを検討している方へ
こんな方にマリオットバケーションクラブが向いている
国内説明会を通して感じたことは、「購入理由や活用方法が明確で納得感をもっている方」のみが購入すべき商品であるという事です。個人的には、30年先までのホテル代を数百万円〜数千万円の金額をかけて買うという、ある種「不動産ローン」に近いイメージを持ちました。しかし不動産は大きな売買マーケットで賃貸や転売などの選択肢が現実的である一方で、マリオットバケーションクラブは公には賃貸・転売ともに認めておりません。30年ほど先も見通した上で、自身や家族が支払った金額に見合った利用が出来るかどうかを見極めてた上で購入に進みましょう。
- マリオットバケーションクラブに向いている方の例
- 年に数回、家族や友人とお気に入りのリゾート地でゆっくり過ごす事が好き
- 長期休暇を時期や回数に縛られず柔軟に取得する事ができいつもマリオット施設を選んでいる
- 相続対策の観点から子供などにリゾート会員権をプレゼントしたい方
購入を決める前に知っておきたいこと
- 購入には長期的な旅行計画が重要です。自分自身のライフスタイルに合致しているかをよく考慮することが大切です。
- 会員資格の維持やポイントの期限に注意が必要です。